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新年の挨拶に代えて―信州の住まう庶民としての言論活動

  • mapi10170907
  • 1月5日
  • 読了時間: 3分

表現者塾 信州支部代表 前田一樹


皆様あけましておめでとうございます。「表現者塾信州支部(以下、信州支部)」より、新年のご挨拶をお送りさせていただきます。

 

「信州支部」は、「2021年(令和3年度)」に立ち上げ、今年度で活動をはじめて4年目に入りました。

 

これまで、「表現者クライテリオン」が展開する言論活動に倣いながら、「信州に住まう庶民としての言論」について考え、実践していくことを目標に活動してきました。

 

メンバーは長野県在住のクライテリオン読者で、「教師、農家、経営コンサルタント、公務員」など多様な職種と年代の人物が集まっています。

 

活動内容は、「①定例会、②メルマガ発信」が柱となっています。

 

「①定例会は」、「奇数月第4土曜日」に松本市で行っており、「表現者クライテリオン」の最新号を読みながら意見交換を行っています。

 

また、「表現者クライテリオン」に執筆されている先生をお呼びしての講義企画も行っています。文章だけでなく、直接対話し議論することで、その人格と触れ合うことができる機会となっています。

 

顧問を務めていただいている、浜崎洋介先生(京都大学)と、佐々木邦明先生(早稲田大学)の講義は毎年企画させていただいています。

 

「②メルマガ発信」は、代表の前田が、基本的には週1のメルマガが配信を行い、その他のメンバーは担当月を決め、各メンバーの関心や問題意識に応じた内容のメルマガ記事を配信しております。

 

また、配信した記事のなかから、表現者クライテリオン本誌の審査を通ったものを、「塾生の投稿」に掲載していただいています。

 

この「信州支部メルマガ」は、いままで信州支部の企画に参加していただいていただいた方を中心にご登録いただいていまして、今年度で「登録者100名」を越えました。

 

感想などを送ってくださる方もおり、少しずつ認知していただいている手応えを感じております。

 

以上が、信州支部の活動内容になります。まったく手探りで始めた活動ではありましたが、4年間かけて、仲間たちと様々なことを試みるなかで、今の形が見えてきました。

 

まだまだ本当に小さな言論活動ではありますが、都市に比べて人口が少ない、長野県(信州)という地方で、このような言論活動が続けられていることが奇跡的なことだと思っております。

 

本年も日本の「経済、社会、文化、政治」は大変厳しい状況が続くと思われ、出口の見えない閉塞感がありますが、そんな時こそ、「まず、自分達の足元から」できることを考え実践することを大切にしたいところです。

 

そんな思いを胸に、これからも地道に活動を継続して参ります。信州支部の言論活動にご注目いただければ幸いです。本年も何卒宜しくお願い致します。

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