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新年のご挨拶 関西支部・大分(支部化予定)

【関西支部より年頭のご挨拶】 関西支部長:福谷 啓太

新年、明けましておめでとうございます。

表現者塾 関西支部の福谷と申します。


ここでは関西支部の歩みと取り組みの概要を紹介として記し、最後に今年の目標について述べたいと思います。

関西支部では一昨年10月の神戸シンポジウムを開催したことを皮切りに、昨年3月に正式に発足し、下記の基本方針としてお陰様でこれまで隔月の定例会を6回続けられました。

定例会では2部制として、雑誌「表現者クライテリオン」の特集をベースとした勉強会と酒場での懇親会を実施し、メリハリ付いた議論を展開しています。毎度10名程度の参加者が集まり、年齢層は20~70代、経歴も保守寄り、果てはリベラル寄り、思想に詳しい方、果ては実践としての政党サポーターの方、等々と多種多層な方々がいます。ここのところが表現者界隈の特色というのか、左右やポリコレといった意匠よりも、もっと高位な次元に価値があると考え、思想と実践の双方、その循環に関心のある方が集まっているのではないかと考えています。私としましても関西支部での毎回の議論に刺激をいただき、普段の現場(家庭や職場等)での励みになっています。

ほぼレギュラー参加の方も多く、参加者同士の交流も約1年続けられたということで、多種多層な方々で構成されつつも、お互いの歩幅も理解し合って、少しずつ地盤が固められてきたという感を強くします。また最近では隔月での定例会とは別に集まる機会を増やして欲しいというご意見もいただき、ますます活気付いてきたと感じるところであります。


さてそのような段階を経てきたことから、今年の目標としては夏頃に編集委員の先生をお呼びした勉強会を実現したいと考えています。関西支部の新たなるステージということで、さらに良き刺激も頂き、活動の持続はもちろんのこと、さらなる基盤の強化、議論の発展を目指します。関西支部にご関心をお持ちの方は是非、ご連絡下さい。また各支部同士の交流も続けていきたいと考えております。関西支部を今年も宜しくお願いします。


■関西支部 基本方針

①表現者クライテリオンの雑誌での議論をベースに読者同士の交流の場、学習の場、情報発信の場とします。勉強会では表現者クライテリオンに執筆されている先生等をお呼びして実施していくことも計画していきます。

②基本的に偶数月の第3土曜日に交流会や勉強会等のイベントを予定します。

 (会費は毎回5000円程度とします。)

③会場としては関西一円としますが、基本的に大阪、神戸、京都を中心とし、その都度参加者のご意向も踏まえて決定するようにします。(現状はほぼ梅田です)


《支部活動への参加希望やお問い合わせ》

関西支部メールアドレス:kansai@the-criterion.jp


以上



【大分(支部化予定)より年頭のご挨拶】 大分:菅 豪邦

明けましておめでとうございます。大分県在住の菅と申します。

雑誌「表現者クライテリオン」読者の方等を対象として新年のご挨拶を申し上げます。


1.2022年の振り返り、2023年の展望

 2022年を振り返りますと、ロシアのウクライナ進行、安倍前首相の暗殺事件、輸入価格上昇に伴う物価上昇等、思い浮かぶのは暗いニュースばかりです。コロナ禍が収束しつつあるのが少しだけ良かった事でしょうか。

 今年こそは良い年にしたいものですが、30年近く続いている緊縮財政や構造改革の影響で我が国は亡国の瀬戸際にあり、その状況がたやすく好転することは難しいでしょう。しかしながら、私が懸念しているのは、国民の大多数は危機感を全く持っていないのではないかという点です。おそらく、多くの国民は漠然とした不安はあるけれども、5年後、10年後も今の生活が続いていくと思っているのではないでしょうか。しかし、ロシアがウクライナに進行したように、突然他国が我が国に侵略してくる可能性があります。また、南海トラフ地震をはじめとした超巨大な災害が発生し、我が国に甚大な被害をもたらす可能性もあります。我々の、この漠然とした不安な日常が今後も続く保証などどこにもありません。  我々はこのような危機に対応することができるのでしょうか。私にはとても対応できるとは思えません。今の政府や政治家、高級官僚、経済団体、マスコミなどのいわゆるエリート層をみますと、根本的な対応を誤り、結果として亡国に陥るのではないかと危惧しています。他方、一般の国民の側といえば構造改革や新自由主義といった政策の結果、中間団体が破壊された影響でしょうか、極めて無関心です。また、職場環境などの自分の周りで、思想や政治的な話をすること自体、一種のタブーとされてはいないでしょうか。分断された個人は、パフォーマンスだけで中身のない政治家に飛びついて亡国に拍車をかけるのではないでしょうか。

 2023年は、このような状況を好転すべく、小さいながらも声を上げ抵抗していきたいと思っております。


2.大分シンポジウムについて

 2022年11月19日に開催された表現者クライテリオン大分シンポジウムにつきまして、大分出身ということもあり実行委員を担当しました。開催にあたり、講師の先生方、啓文社の皆様、スタッフの皆様、大分市役所の皆様につきまして多大なご協力をいただきました。この場を借りて御礼申し上げます。

 大分シンポジウムですが、東京から遠く離れた大分で開催ということで、どれだけの人が集まるのか不安でしたが、藤井先生の働きかけで大分市長のご登壇が決まり、また大分市が開催に協力していただけることになりました。これをきっかけに、開催の1週間前あたりから急激に申込者数が増え、最終的には80名程度の来場があり、何とかシンポジウムの形となりました。

 アンケートの熱いコメントの内容や、懇親会の盛り上がりの状況を見ますとシンポジウムを開催して本当に良かったと感じました。改めてご協力していただいた方々に感謝申し上げます。


3.表現者クライテリオン大分支部の立ち上げについて

 大分シンポジウムで一定の申込者数があったことや、アンケートの結果を受け、表現者クライテリオン大分支部を立ち上げます。今後、大分の皆様に自分の意見を言える場を提供したいとの思いから立ち上げを決めました。

 大分支部においては、雑誌「表現者クライテリオン」の読者や大分シンポジウムに参加された方等と定期的に交流会をしたいと思います(2か月に1回程度)。また、将来的には講師を招いて小規模な勉強会を開催したいと考えております。

 大分の皆様のご参加をお待ちしております。


                                    以 上

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