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新年のご挨拶 関西支部/大分支部



関西支部:福谷 啓太

表現者塾関西支部の福谷と申します。

はじめに、令和6年1月1日に能登半島地震において被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。


さて関西支部におきまして、今年は発足3年目に当たります。昨年はお陰様で、定例会の参加者も安定し、ほぼレギュラーで来られている方もおり、毎回10名前後で実施を継続できました。

人にも恵まれ、参加者の方のご紹介により他の所属団体の方が関西支部の定例会に来られたり、逆に関西支部メンバーが別の団体活動に参加する等、外部団体との交流ができました。元々、関西支部には当支部以外の団体の掛け持ちで来られている方が多いとはいえ、2年ともなればその方の人となりや中心課題が見えて、(詰まらないという意味ではなく)議論が安定します。そこで外部団体との交流は刺激的でした。日本独自の精神に根差して研鑽されている方々、日本経済が備えるべき理論的基盤を考究されている方々等、今の日本の現状を憂う又は疑問を抱く出発点は似ていながらも、重心のつけ方が異なります。個人的にはその方々との議論は鋼の焼戻しの如く、思考の固着を解して柔軟性を鍛えられるような、良い機会になりました。改めてときには外部との交流も必要であると認識した次第です。

さらに昨年9月には藤井編集長を招き、「死生観・人生論、生の哲学」と題してご講義いただきました。関西支部として初めて主催するイベントであり、関西支部メンバー内で複数回の議論を交わし、テーマや役割分担等を決めていきました。またより本質的な内容とするため、定員を絞り、ある程度クローズな環境で藤井先生に語っていただきました。懇親会でもほぼ一人一人が藤井先生と対面で話をすることができ、何か刻まれるものがある記念的な会になったと思います。支部としても初めて数カ月間、同じ目標で一丸と打ち込んだことでありましたので、これをきっかけに一段階ステージが上がったといえます。

また参加者の中から雑誌「表現者クライテリオン」の読者投稿欄や同人サイト「Linkage」に投稿される方が増えていっています。それぞれレベルが高く、とはいえ専門的ではない、一読者一庶民の論考です。普段の顔合わせとは異なる紙面での議論はまた深く読ませられます。保守思想は日常を支えるか、そんな転倒したことではなく、溌溂としたそれぞれの日常を示されています。そこに一読者一庶民としては刺激を受けざるを得ないと思います。お互いに高めあって切磋琢磨するような、まさに塾の本質である良い循環ができてきているように感じます。今後ともますます活性化する勢いです。

さて今年は、この盛り上がりを継続するような取り組みが大きな課題としてあります。ベースの定例会は変わらず実施し、特別なイベント事を計画していきます。現在、地方支部同士の交流会や、先生をお呼びする勉強会、シンポジウムを検討中です。組織としても少しずつ大きくなってきましたので、益々皆様のお力添えもいただきながら邁進していく所存です。今年も関西支部を宜しくお願いします。


■関西支部 基本方針

関西支部では「表現者クライテリオン」での思想、議論をベースとしながら、それぞれが語り合い、支え合い、飲み明かし、それぞれの現場で活動していくエネルギーを増量、補給できるような場を設け、維持していくことに勤めていきたいと考えています。コロナ禍の騒ぎで失われた社交の場は最近は復帰しつつあるようですが、思い返せばそれ以前からも本気本音で議論を交わす場、ましてや保守思想を語り合い、確かめ合う場所等ほとんど無いようなものでした。この関西支部ではそのような場所になれれば良いと思い発足した次第です。

①表現者クライテリオンの雑誌での議論をベースに読者同士の交流の場、学習の場、情報発信の場とします。勉強会では表現者クライテリオンに執筆されている先生等をお呼びして実施していくことも計画していきます。

②基本的に偶数月の第3土曜日に定例会を予定します。その他都度、イベントを企画します。

③会場としては基本的に梅田とします。


連絡先:kansai@the-criterion.jp(福谷)


以上



年頭挨拶 大分支部:菅 豪邦

表現者塾大分支部の菅です。

本年もよろしくお願い申し上げます。

昨年の大分県内は、シンポジウムに登壇していただいた佐藤氏が県知事に当選しました。政策としては、大分県は東九州新幹線を推進しており、ニュースでもたびたびみられるところです。一方、大分シンポジウムの内容は豊予海峡ルート(新幹線)でしたが、これは大分市が推進しているため、県と市で方針が異なっています。佐藤氏が県知事となったため、豊予海峡ルートは後退した感があります。後任の大分市長である足立氏の政策に含まれているのかわかりません。東九州新幹線にせよ、豊予海峡ルートにせよ大分にとって重要なインフラであることには違いないため、県と市が一体となって推進していただきたいところです。また、民間側においてもインフラ整備の機運を高めるため、各推進団体との交流、連携を図っていく必要があり、我々もその一助になり得たらと思います。

菅個人として昨年は、サラリーマン時代最も仲の良かった同僚の死、自身の母親の死など、人生で最も悲しい年でありました。いや、悲しみを味わいつくすことができました。今年は少しでも明るい年になればと思っております。

さて、表現者塾大分支部ですが、今年も2月に1回の頻度で定例会及び交流会を実施していく方針です。まだまだ参加者が少なく軌道に乗れていない状況です。今年は軌道にのせて大分県内における、政治や、哲学、文学などを語れる場所を作り上げて行きたいと考えております。また、ある程度の規模になりましたら、表現者塾の先生方をお呼びしての勉強会を実施したいと思います。引き続きまして、皆様のご参加をお待ちしております。


お問合せ:ooita@the-criterion.jp

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