新年のご挨拶 岐阜支部
- mapi10170907
- 1月5日
- 読了時間: 3分

表現者塾 岐阜支部代表 林 文寿
新年明けましておめでとうございます。岐阜支部長を務めております林文寿と申します。
本年も表現者クライテリオンの言論活動が益々広がっていく事を祈念しております。
始めに表現者塾、岐阜支部の紹介です。
同好会の活動から始めて細々ながらも今年で4年目になります。3ヶ月に1回程度(不定期)岐阜県内で岐阜支部会を行っています。現在は岐阜県民の方に加えて愛知県民の方の参加もあります。
支部会の主な内容
①クライテリオン読合せ
②印象に残った書籍の紹介
③時事ネタや関心事項の意見交換
④参加者が事前に資料を作成しての講義的な時間
内容については保守思想などの分野に限るわけではなく、門戸は幅広く担当者の興味関心のあるものを取り上げています。
昨年に行った内容:・仏教思想について・マイケルサンデルの書籍批評・皇室について。
今年の目標など
・岐阜支部会として、講師による勉強会の開催
・他支部との交流、共同での支部会開催
・郷土の歴史的な場所へのツアー
思い返せば様々な事件事故、政治的にも変化があった令和6年。総じて言えば社会通念の底が抜けている、常識という言葉が加速度的に蒸発しつつあるように感じます。それを自由な社会として単純に喜ぶ事ができるのかどうか。自由が広がれば幸せな社会が待っている。そんな事はないと本当は誰もが薄々分かっているような気がします。
一般市民である私でも昨今の世界情勢を耳にすれば、これから何が起こっても不思議ではないと想像するのですが、我々日本国民は相変わらず、「見ない、聞かない、声を上げない」を決め込み、自分たちにとって都合の良かった時代の回顧に終始しています。新しく始まった令和7年もその繰り返しで本当にいいと考えているのでしょうか。私はそうは思いません。
岐阜支部として少人数ですが活動を続けて来て、感じる事は社交の意義。顔を突き合わせて会話する時間が大きな意味を持つことです。お気に入りのチャンネル動画を視聴する事で感銘を受ける事も確かに学びの時間です。しかしそこにコメントを残す事で満足してしまうだけではまだ弱いと思うのです。感じた学びや違和感を他者に直接会話で伝え、そこから始まる意見交換から、変化が生まれていきます。クライテリオンという媒体を通じて集った仲間と忌憚なく会話をする楽しさ、そこから自分を発見する時間。岐阜支部が行っている社交の意義だと毎回感じます。
一市民の小さな発見がこの国を救うなどとは想像してはいませんが、一市民一人が自分の軸を強く自覚していくこと。こんな時代だからこそより重要な作業ではないでしょうか。
今年もそんな活動を続けていく所存です。ご興味のある方はぜひご参加下さい。
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