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信州支部便り & 告知《11/30佐々木邦明先生講演会in須坂》

  • mapi10170907
  • 2024年11月10日
  • 読了時間: 4分

更新日:2024年12月11日

【コラム】 信州支部 前田 一樹  ※信州支部メルマガより転載


▼11月02日配信 恩知らずな「リベラリズム」に惑わされない、ごく普通の庶民感覚と繋がる「保守思想」について

久しぶりの投稿となってしまいました。


仕事の忙しさと疲れに加え、自宅でネットが繋がりにくいなど、しょうもない事情もあり投稿ができずにいました。


毎週短く「一言」でも投稿を再開していきたいと思います。改めてよろしくお願いします。


さて、先々月に行った、「信州支部9月定例会」では、粕谷文昭先生に講義を行っていただきました。


テーマは、「〈贈与〉を考える」と題して、重厚な講義を行っていただきました。


講義のなかから、私の印象に残った点を、1つだけ紹介させいていただきます。それは、「原始的負債を肯定する」とういセンテンスでした。


「原始的負債」とは、文化人類学者 デヴィット・グレーバーが提唱している議論で、


「人間は自分自身の創造者ではなく、私たちは自らの存在を他者に負っており、私たちは生まれながらにしてその相続者なのだ」


というも。例えば母語など、私達が選びとることできないけれども、それに支えられて生きている文化などの遺産のことです。


これは、非常に日本人にとっては、馴染み深いもので、一言でいえば「恩」という言葉に集約されるものだと言えます。


しかし、当のグレーバーは、この概念について考えることは、「意味がない」と言っているといいます。


その理由は、


「返済不可能なものについて考えることは、無意味であるから」


というもの。


欧米の「リベラリズム」の系譜には、このよに、「原始的負債」から解放されることこそそが、人間にとっての自由なのだという考えがあるのだと言います。


これはごく普通の日本の庶民的な感覚からすると違和感がある考えです。


「原始的負債=恩」


と考えると、返済ことができないからこそ、次の世代にその文化の恩恵を伝達していこうという意思が生まれるからです。


そして、また思いを持つがゆえに、世代をまたいだ「共同体」が続いていく契機も生み出されるわけです。


欧米のそうした、「恩知らず」なリベラリズムに惑わされることなく、「恩を忘れない」庶民感覚と接続した、「保守思想」を培っていきいとの意を強くしました。


私の簡略なまとめでは講義の内容は、つくすことはできませんが、粕谷先生、非常に興味深い講義をありがとうございました。


粕谷先生には、今後も年に一度、長野県にお越しいただき、探究されておられるテーマで講義していただく予定でおります。


最後になりますが、信州支部の顧問にもなっていただいている、早稲田大学の佐々木邦明先生の講演会を、先生の地元である「須坂市」にて企画しました。


先生からいただいた講演の概要を併せて、下記に詳細を掲載いたしますので、ご覧いただきお越しいただければ幸いです。


===以下、お知らせ===


【佐々木邦明先生講演会in須坂】


〇講師

・佐々木邦明(早稲田大学)


〇概要

自分が住む街の理想を考えると、どんな街が思い浮かぶでしょうか。人がたくさんいて賑わっている街を思う人が多いのではないでしょうか。そもそも賑わいとは何でしょうか。道路が渋滞している状況をみて、賑わっているいい街とは、あまり思えないと思います。


人はいるけどみんな建物の中にいたら、それもにぎわっている街とは思えないでしょう。まちの賑わいとは、人を集めるだけでなく、その人が外にいることが見えることが大切です。


つまり、街に賑わいを取り戻すためには、以下に外を歩くのか、ということが大切です。質の高い空間と質の高い移動手段が、街に賑わいを取り戻す鍵になる。ということについて、柳澤吉保先生と考えてみたいと思います。


〇日時

・11月30日(土)15:00~18:00


〇スケジュール

・第1部 佐々木邦明先生講義(15:00~16:30)

・途中休憩(15分)

・第2部 柳澤吉保名誉教授(長野高等工業専門学校)との対談(16:45~17:45)

・質疑応答(15分)

・終了後、懇親会


〇会場

・綿幸サロン


長野県須坂市中町218(八十二銀行前)



〇参加費

・講演会(2000円)

・懇親会(5000円)

※当日、受付支払い。


〇懇親会

・18:30~20:30


※以下のフォームよりお申込み下さい。


〇申込フォーム


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