信州支部便り ミニマルの効用×登山×庶民にできる言論
- mapi10170907
- 2024年12月11日
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【コラム】 信州支部 前田 一樹 ※信州支部メルマガより転載
▼12月01日配信 ミニマルの効用×登山×庶民にできる言論
〇捨てることーマニマルの効用
近年、ミニマリストを目指して、生活を極力シンプルにしようしようと務めていましてきました。
その中で自分の追求したい領域として、「山と音楽」の2択で迷うところがありました。
そこで考えた末、音楽(ギター)を辞めることにしました。すると、時間にもゆとりが生まれると同時に、解放感というか気持ちが非常に軽くなりました。音楽への関心がいままで自分のこだわり、執着であったたことに気づきました。
また、読書も現在、ほぼ決定版といってもよい「スピノザ全集(岩波書店)」が刊行中であり、この本以外に何がいるのだろうーけして、自分の能力ではそれ以上に理解を広げることはできない。っと言った実感を持っています。
純粋にスピノザの思想とその人物をより深く知りたいといった願望もあります。
シンプルにすることは、単に「モノ」を減らすだけではなく、取り組む「コト」の取捨選択することで、その過程で自分の執着やこだわりに気づき、翻ってかけがえのない対象を見出すことに繋がることを実感しています。
〇登山ガイド免許と登山
今年度より、「登山ガイド(日本山岳ガイド協会)」の資格取得を目指して勉強を始めています。
クリアーするには、「①筆記試験、②安全管理検定、③ガイディング検定(夏山と冬山)」の3つが必要です。
いまのところ、「③ガイディング検定(夏山)」だけが終了しています。なので、まだまだ道半ばと言ったところです。
「①筆記試験」は6月と11月の年二回、東京と大阪で開催されているため、来年の6月の試験を目指して勉強を進めていこうと思っております。
それと並行して、ますます山が大きな存在になっています。
特に「クライミング(岩登り)」は、“ボルダリング"と言って数メートルの巨岩をロープなしで登ったり、“マルチピッチ・クライミング"と言って、数百メートルの岩壁を30mのロープを繰り返し出しながら登ったりと、多様なスタイルに取り組むようになり、登る対象と曲面が増え、登りのスキルと安全管理技術が向上しました。
そして、12月からは長野県はスキーシーズンに入りますので、これからはスキーに集中していく時期になりました。これも山活動の重要な領域になっています。
くわえて、今年の冬は「冬季アルパイン・クライミング(冬の岩壁登攀)」にも機会を見つけてトライしたいと考えています。
ガイドが仕事としてものになるか、まだまだはっきりとは分かりませんが、やはり、自分にとって積極的に取り組みたい分野(能動性の高い分野)を仕事にした方が発展性があるということだけは分かっていますので、一歩一歩近づいていきたいと思っております。
〇庶民としての言論活動
11月30日(土)には、信州支部として佐々木邦明教授(早稲田大学)の「公共交通」をテーマとした講演会を長野県須坂市で開催しました。
国土地理院院長の山本様や、長野工業高等専門学校の柳沢名誉教授(2部対談)にもご参加いただき、須坂市の地元の方にもご参加いただいています。
いままでのクライテリオン読者を対象にした企画から、地域の実態に応じた、その地域に根差した企画を開催することができました。
信州支部の活動も4年目に入り、できることとできないことが、見えてくると同時に、自分達の役割も少しづつ見えてきました。それは、「庶民としての言論活動」だと思っています。
大学教授でも、政治家でも、官僚でもなく、ジャーナリストでもなくても、できる言論活動の形はあると考えていますー困難なことですが…
ただ、自分達にできるペースで、「庶民にできる言論活動」をここ長野県(信州)で模索しつつ表現していきたいと考えています。
まず、私(前田)としては、時事的なこと、政策的なことはまったくといっていいほど理解が追い付きませんので、上記のようなミクロな人生論をお届けすることが自分の役割だと観念しています。
大きく複雑な政策的については、今回の佐々木教授のような専門家の方と協力しながら、それが論じられる場をサポートすることで貢献していきます。
今後とも信州支部の活動にご理解とご協力いただければ幸いです。
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