top of page

【告知】埼玉支部設立に係る学習会 ~埼玉で学ぶ 危機と対峙する保守思想~

埼玉支部設立に係る学習会 ~埼玉で学ぶ 危機と対峙する保守思想~

令和6年7月20日(土)19:00~21:00


~募集URL~

 

【コラム】 埼玉支部(仮) 小暮 尚雅


こんにちは。埼玉支部(仮)の小暮と申します。(仮)は学習会後に取れる予定です。本投稿は7月20日(土)19時~開催する埼玉学習会の告知になりますが、今後埼玉、いずれは群馬や栃木、茨城など北関東の方とも活動・交流の幅を広げたいと思っていますので、僭越ながら簡単に自己紹介をしつつ「顔を出してみようかな」という方のハードルを少し下げることも目的としています。

 

いつだったか、藤井先生が表現者塾で「ここに来ている人は相当変わっている」と冗談めかして仰って、思わず笑ってしまったのを覚えています。私は大学もスポーツ推薦で、長い間勉強とはほぼ縁のない体育会で育ってきましたから、本物のアカデミシャンのなかに入って邪魔になってしまったらどうしようか、と迷いながら、かなり勇気を出してクライテリオン体制となった2018年に表現者塾の門を叩きました。

 

いざ塾に入ってみると、世界は広いと痛感しました。普段我々は、学校や職場、家族、友人のなかを行き来しているわけですが、塾では普通に生活していては一緒に飲みに行くことなどまずない人達と交流することになります。仕事、年齢、性別等、全く異なる環境で生きている人達が政治、経済、哲学、思想等々について先生方を交えながら喧々諤々話している場にただ圧倒されていたことを思い出します。

 

主観ですが、そこに集っていた人達に共通していると感じたのは、皆さん自らの共同体でなんらかの違和感やひとりで解消しきれない鬱屈したものを抱え、それを消化する場を求めていたということでした。

 

普通の人間は「まあ世の中そんなものか」と折り合いをつける方が大多数でしょうし、よしんば勇気を出して身近な誰かにそれを相談したとしても「そんなこと考えても答えなんてでない」「もう決まってしまったのだから仕方ない」と苦笑いで躱されるのが関の山、運が悪ければ「そんなことが気になるなんて変わってるね」と冷笑されてしまうこともあるでしょう。かくいう私もその一人でした。

 

そんな我々塾生を前に藤井先生が「ここに来ている人は変わっている」と、ご自身もそうであったと示唆し、ある種の愛情がこもったように仰ったので思わず笑ってしまったというわけです(笑)

 

私が表現者に興味を持ち始めたのは2010年ごろだったかと記憶しています。

大学に入ったはいいものの、熱心に取り組むものもなく、空虚な日々を過ごしていたとき、少しはちゃんとした学問をしておきたいと思い立ち、実家が農家なこともあって当時話題となっていたTPPについて調べ始めました。

 

今となっては隔世の感がありますが、情報を集めるうちに「これはおかしい」と強い違和感を覚えるようになりました。世論は民主党政権のもとTPP参加という空気でしたが、全く根拠らしい根拠が出てこなかったからです。

 

その後、東日本大震災が日本を襲い、まさに国難の状況で自分も自分の周囲も右往左往するばかりでしたが、参議院予算委員会の公聴会で、藤井先生が現在の国土強靭化基本法の骨子となる列島強靭化論を公述された動画をたまたま発見し、驚嘆とともに感動したことを覚えています。TPPについてもその中に答えが入っていました。

 

私の人生においてディープインパクトといえる藤井聡体験でした。

おそらく当時は話していることは半分も理解出来ていなかったかと思いますが、膨大な研究に裏打ちされたであろう理路整然とした理論はもとより、その誠実な語り口や佇まいに、この人の言うことは信頼できると直感的に確信し、藤井先生のご著作や出演されたネット番組を貪るように拝見・拝読するようになりました。

 

それから早10年以上の月日が流れましたが、勉強させていただくのはもちろん、何度も励まされ勇気づけられてきたように思います。

 

いま、日本を取り巻く状況は相当に絶望的な状況とはなっていますが、体育会で生きてきた経験でいえば、本当に苦しいときを共有すると利害得失を超えた良い仲間ができ、つらい時でも冗談を飛ばしあいながら愉快に困難を乗り越えていくことができます。支部とはそういう場所だと思っています。

 

生きている限り、絶えず大小様々な「危機」に直面し続けるのが、私たちの日常です。

 

無気力や無関心に陥りがちな現代日本で、そんな「危機」としっかりと対峙し、活き活きと主体的に人生を生きていくための「危機と対峙する保守思想」を藤井先生から共に学びましょう。

一人でも多くの方の参加をお待ちしています。

閲覧数:48回

コメント


bottom of page