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HEAVENESE style

【お勧めコンテンツと考察】 東京支部 泉 早織

今回は日本文化を世界に発信しているHEAVENESE(ヘヴニーズ)という音楽一座と、HEAVENESEが毎週日曜日に配信している、「HEAVENESE style」という番組をご紹介したいと思います。


まずHEAVENESEとは、リーダーMarre(マレ)とKumino(クミコ)を中心に、和楽器と洋楽器が融合したバンドで、グラミー賞を8回受賞したアンドレ・クラウチがプロデュースする唯一の日本のバンドです。(アンドレ氏は2014年に永眠)

HEAVENESEという名前が付いたのが2010年。(その前は「天国民」という名前で活動)

以降、外務省後援で、アメリカ、イスラエル、エチオピア、エリトリアなど海外でも公演を行っており、高い評価を得ています。


しかし新型コロナで世界は一変し、海外はおろか日本での公演も出来ない状況になりました。


ようやく公演ができることになっても、席を一つ飛ばしにして、マスク着用必須。入場には体温チェックに手の消毒が義務となっている会場がほとんど。他者と想いを共有することは人間が生きて行く上で不可欠なことであり、「不要不急ではない」と判断されるのものなの?という疑問が湧きました。

「自分の身体に関すること(マスク・お注射)をなぜ人に指図されないといけないのか」「どうして風邪レベルのウィルスに脅かされ、自由を奪われるのか」など、コロナ禍のおかしな世界に疑問を持ち、日本のマスメディアが流さない情報を発信しようと2020年4月5日にスタートしたのが【HEAVENESE style】です。

当初は1回限りの配信の予定だったとのことでしたが、反響の多さに続けて行くことを決意され、もう2年以上、毎週日曜日に配信し続けています。ただしYouTubeの勝手な基準により、配信の半分は消去されてしまい、RumbulやVimeoに移行しているものもあります。

HEAVENESE styleで伝えている情報は、コロナの日本の死亡率やニュース、投稿者による学校のマスク着用の状況や、職場での強制PCR検査の様子、海外のコロナ対策状況にアメリカ大統領選、ロシア・ウクライナ情勢、気候変動に関する報道など多岐に渡り、毎週これほどの情報を集めて配信まで整えるのは大変な作業だろうと思います。

でもそれはただキャッチした情報をランダムに流しているのではなく、3つの基準で伝えていることが解ります。


1.笑いを交えること

HEAVENESEの配信やライブは、education(エデュケーション:教育)とentertainment(エンターテイメント:娯楽)を掛け合わせた、edutainment(エデュテインメント)をベースにしており、重い内容でも笑いや音楽を交えながら伝えるように工夫されています。

いつも時代も人の持つ思想は様々で、情報は各個人で受け取りやすいものを選択しています。江戸時代の瓦版や、川上音二郎の「オッペケペー節」など、社会風刺や政治批判は笑いや音楽で伝えることで、保守からリベラルまでイデオロギーを超えて、多くの人に受け取ってもらい易くなります。

テレビのコロナ情報で恐怖に凝り固まっていた人が、HEAVENESEの風刺ソングで、コロナの茶番デミックに気が付いたなんてことも起こっています。笑いは免疫力を上げることが証明されており、風邪を引きにくい身体作りのお手伝いにも役立っています。

【コロナラプソディ】

2.聖書を土台にしていること

リーダーのMarreは、今までも様々な活動をされており、

・日本で最初のフリースクールを立ち上げた一人

・執筆活動(「この人と結婚していいの?」「逢瀬」など)

・ミュージシャン

・結婚カウンセラー(カウンセリングやゼクシィで連載を担当)

・カフェ経営(東京都調布市仙川:キックバックカフェ)

など幅広い分野に渡ります。

その中でも中心になっているのが、牧師としての働きです。

牧師と聞くと、日本人は「キリスト教なの!?」という反応が多いですが(私も最初はそう思いました。)Marreは「信仰と宗教は違う。」と言い、「キリスト教や宗教はやらなくていい。信仰を持つことが大切なんだ。」と言います。

また「キリスト教があるから、日本人が正しく聖書を理解できなくなる。本当はヨーロッパ人でもアメリカ人でもなく、日本人が一番聖書を理解できる聖書的な民族だ。」と伝えており、聖書を教える専門家としての視点から伝える内容を選別しています。

3.日本精神について

Marreが、カウンセラーとしてたくさんの日本人の悩みを聞いてきて、気が付いたことがあると言います。それは多くの日本人の自尊心(自分の価値をどのくらいに見積もっているか)が驚くほど低いということ。これについては様々な要因があるものの、日本の教育現場で、「日本は悪いことをした」と言ってひたすら謝り続けるという一方的な自虐史観を教えられていることが原因の一つだと言います。

そのため配信では、日本の歴史や偉人のストーリーが語られるコーナーがあります。

この話を聞いて自尊心が回復し、ずっと服用していた精神薬を手放すことができたという方もいらっしゃいます。

(歴史については立場が異なれば視点も違うので、「史実と違う」という指摘を受けることもあるそうですが、「事実」を伝えることにこだわっているのではなく、日本人の自尊心を高めること。また聖書的な視点から語られているということをご理解ください。)

コロナ禍で、自由が奪われ、全体主義(グローバル)の流れが強くなっている世界で、大きな視点を持つことはとても重要だと思います。

私自身、以前は教科書で教えられていることは真実だと思っていましたし、「なんか変だな」と感じ、歴史や政治を学びたいと思ったもののどこから学べば良いか分からず、ただ時間だけが過ぎていました。

そして十数年前にMarreの著書から、キックバックカフェの存在を知って、そこに通うようになるうちに、「BRIDGE」(配信の日本の歴史や偉人について語るコーナーの長いバージョン)というイベントが始まりました。その時間は私にとって、まさに神からの贈り物で、目から鱗の連続でしたし、政治や歴史が良く解るようになりました。

そして数年間そのような話を繰り返して聞いているうちに、だんだん落ち着いて思考が出来るようになり、良いとか悪いとかではなく、自分の国中心に歴史を見ることは普通のことだし、過剰な右派でも左派でもなく冷静にニュースなどを受け取ることができるようになってきました。

「物事が片側だけの視点から報道され始めたらおかしいと思え!」というのは本当にその通りです。

ジョージ・オーウェルの「1984」の世界がすぐそこまで迫っているような状況で、発狂せず冷静に情報を見極めて、おかしいことには恐れず「NO」を言える人間でありたいものです。

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