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【定例会 議事メモ】2025年04月

  • mapi10170907
  • 7月10日
  • 読了時間: 9分

表現者塾東京支部 2025年 第2回 定例会 議事メモ

日時:04月26日(土)  開場13:00 開始13:30~終了17:30


【場所】ウィルシャー・プレイス四谷 最寄り駅:四ツ谷

【費用】1,500円(懇親会は別途徴収)


【参加者】 定例会:11名、懇親会:13名(☆印)

浅井さん☆、網谷さん☆、石井さん☆、石毛さん☆、大宮さん☆、

清水さん☆、高橋さん☆、日高さん☆、松田さん☆、吉田さん☆、

松島☆

(懇親会のみ 加藤さん☆、藤井さん☆)


【議題】

1.表現者関連の近況連絡 〈30分〉

2.表現者クライテリオン3月号より以下の記事の感想を話し合い

  ①記事問わず トランプ政権について想う処

  ②記事A 158頁~163頁 [寄稿]現代社会における~

  ③記事B 164頁~168頁 [寄稿]日本を愛するために~

3.講義『光をめぐる謎』 発表:清水さん

4.4/5講演会 ANARCHISM IN THE 農本主義(農本主義のアナキズム)

   講師:小野さん 主催:網谷さんより振り返り


【議事メモ】

1.表現者関連の近況連絡

表現者界隈での近況共有、皆さんの近況・自己紹介


2.表現者クライテリオン3月号より記事の感想を話し合い

①記事問わず トランプ政権について想う処

▼日本も変わった 積極財政への世論の転換 期待していたのがワクチン問題 苦戦しているのか、思ったより情報が出てこない“大暴露希望” 歴史の転換点 日本も変わらないとアメリカに飲み込まれるだけ 自公、維新、立憲を倒さないと

▼参政党がどの様なものか分からないが、ジェイソンモーガンが応援しているなら1票入れようかと考える ジェイソンモーガンの『靖国』の書籍、アーリントン墓地と靖国神社との違いについて書かれていた 日本人に無い視点、書き方、角度が違う 外人から日本を教わるのかな

▼日本人の姓と名、外国で逆にするのをやっているのは日本だけ 格好良いかの様にやっていた

▼アメリカファースト、高市さんジャパンファーストそれでいい 保守系政党、力があるかわからないが、どうなるか見ている 石破さん大連立狙っている? 施先生が保守革命、ドイツのナチス以前の勉強で、ナショナリズムによる革命、ワイマール民主主義、ナチスが立ち上がってきた流れを勉強中

▼メディアで相互関税一覧のボードを見せているが、その数字の根拠などがよくわからない それが堂々と出て、世界が振り回される 批判が少ないのが疑問

→ ある程度関税が上がるのはやむなし 雑な算出をディールで国内への利益誘導 ベッセント財務長官が上手くフォローしている

▼公立高校のデジタル併願制(受験の話)、石破が言い出して検討開始 公立高校に人が集まらない懸念 私立に人が流れるのでは (1回の試験で複数の志望校を受験) 高校無償化により、少しお金を出せば私立に行くのでは 関係者から言わせると馬鹿げた話

→ 先生の給料高い 悪ガキいる 都立、退学が多い

→ 公立は退学にしづらいが、そんな対象は自然と不登校になる

→ 私立の無償化、学校のレベルが下がるのでは

→ クラスで序列を作って、上位が良い大学に入ってくれれば、学校経営としては成り立つ

→ 私立の校風に惹かれて 少子化 公務員の先生厳しい

→ 埼玉県とか、統廃合が多い

→ 私立高校の生き残り、スポーツ(甲子園)と東大入学

→ 私立入学、口聞きの範囲が広がっている

→ 公立は競争をせず、質を高めていく方が良い

▼36頁上段(辻田氏)バランスオブパワー(伊藤貫先生)VS国際法原理主義者(国際政治学者達) トランプは共同資源開発(ガザ)が第三の道かな インチキ知識層に対して生活感覚を持って挟撃したいと考えた事があり、トランプはうまいなと感じた 外圧、カードを選び抜く必要性あり

→ 安倍元総理案の憲法改正 準備が出来ていないのでは

▼日本人がトランプのことを語るのは難しい トランプ、イーロンマスク、ロバート・ケネディ・ジュニア、バンス、こんなチーム日本では起こり得ない

→ 最初は気概が重要 下世話な話がパワー 綺麗な制御より力がある

→ コカコーラなどが原風景としてあるのは納得 ポップアート(ウォーホルなど)が原風景

▼習近平の態度はえらい アメリカ国債売りとか ベッセントがフォロー


②記事A 158頁~163頁 [寄稿]現代社会における~

▼共通価値と個別価値 近代、正義自体が変わってきた 共通化される前に価値はある 元々の価値があるから伝わってきている 本来は生理的なところから出てくる価値が自然

▼日本人という生命体、価値は生理に基づいたもの、現れるのが文化 それを再生させるのは難しいのでは 現在、私たちはどんな生理を持っているのか 最後に具体例あるが、もっと深く考えていかないといけない

→ 身体性は女性の方が

→ 頭で考えるか身体で考えるか

▼言葉への変換は難しい 直感は合っているのだけど、言葉にすると間違えてしまう

▼言葉そのものに懐疑 言葉の積み上げの総体に対して自分の感じたこと、一言で話すのは乱暴、警戒すべきと感じる

→ 我々は何を感じているのかわからなくなってきていると感じる

▼以前の連載のまとめになっている それを読んでないと分かりづらい 和辻哲郎の扱い方から思うところあり 間柄という文の解釈も仏教寄り キルケゴール自己とは関係 それになぜかマルクスを持ってきて説明している 引用元として適切か 文章が設計的すぎる 解決策が陳腐 アイデンティティの置き方など 時間的な制限など 地域の町おこしで対応できるのか

▼道路掃除のお爺さん、ちゃんと話そうとするから話に時間をかける 一掃きして一息つく、目の前のことをちゃんと考える、それが自然につながる

▼啓蒙には限界がある 所作の連環の中に美意識を共有していけないと 

▼地域のあり方と個人の話、道路掃除のおじさんに人が集まって自治体ができるのが健康だけど、この筆者は友愛の話をする 西洋は神様がいて、教えがある

▼思いやり、調整能力、昔の日本人は長けていたはず 今の日本人にも受け継がれている

▼地域共同体が壊れてきたから、人の成長に必要なプロセスが無くなった

▼近代、途中まではすごく良かった、行き過ぎてかえって問題が出てきた 外圧で後押しされた近代化、西洋人のようにならない

▼個別の価値を共有の価値へ変えるのに、共同体と日本語のベースが必要 パブリックなところに期待して、コミュニティ再生運動やられているけど、共自体と言っているだけじゃダメで、カウンターで飲める飲み屋のような場所が必要 民間が動く必要 日陰があるところ

→ 路地裏が必要 国は大きな公共施設 公共性は誰のためにやっているのか


③記事B 164頁~168頁 [寄稿]日本を愛するために~

《当日参加できなかった筆者、小野さんより》

本記事では、明治国粋主義の論客、志賀重昂(しげたか)について取り上げました。

明治時代の思想家と言ったら福沢諭吉しか名前が挙がらない昨今ですが、

陸羯南(くがかつなん)、三宅雪嶺(せつれい)、杉浦重剛(じゅうごう)ら明治国粋主義の思想はとても面白いと思っています。

西洋を頭から拒否できる世代ではなかった彼らは、西洋文明に対する知識を身に着けつつ、

日本の文化、伝統、民族、美風を以下に残していくのかを考えました。

志賀はその中で「風景」に着目します。

後の時代には和辻哲郎『風土』などがありますが、景観と民族を結び付ける志賀の議論は

極めて先駆的なものでした。

本論文でも紹介した通り『日本風景論』はまとまりのある本だとは言いがたいのですが、

それでも志賀の着想の重要性はもっと注目されてよいものと思います。


▼私にとって風景は東京 50〜60年代の映画に日本の風景が映り込んでいる

植木等、無責任シリーズ 昔の日本の写真集も持っている 美意識を感じる

→ 日本は風景を都市に見ない

→ 植木等 高度成長のストレスの息抜きになっていた

→ 植木等はホワイトカラー 寅さんは労働者、タコ社長

→ 東京物語 小津安二郎 失われていく日本を親子のズレも上手く描写している 食器、建具などもこだわりあり

→ 中産階級の描写

▼自分は雪山を見てなんとも思わなかったけど、墨絵の世界

→ 元気がなくなると富士山見たい

→ 富士浅間神社 静かで良い

→ 富士山 風景として良い 写真撮るのも好き 

▼小野さん(筆者)が横浜をどう思っているか聞いてからこの話をしたかった 自分は武蔵小杉、小汚かったけど、今でも好き 日本を愛する事と、綺麗・立派は、あまり関係ないのでは(西部先生が言っていた)  登山より、生まれ育ったところが重要

▼子供の頃の風景はもう無い 懐かしいと思う風景はもう無い これから何を意識して生きていけば良いのかわからない、何がリアルなのかわからない 日本人の現実意識を貧しくしている 三島由紀夫、強靭なリアリズムが底をついている 我々もそんな見識がない

→ 高校の時に横浜に引っ越して、疎外感、孤立感 近所の建物、人との関わりを失った

▼親友で思想傾向が反対の人で、杉並区から埼玉県の朝霞市へ引っ越して、いじめられて、朝霞市大嫌いになった人がいた その道のりを歩いていたら涙が止まらなくなった 本当は野山とか言いたいけど、どうしたら良いのか 変わっていく、路地裏とかかな

▼リアルを上書きしていけば良いのではないか

▼これからそれぞれがどのように感受していくのか 心眼で見る 近代建築しかないタワマンとか 学校も近代建築が無くなった

▼都市を再開発しているが、そこが原風景になる人も出てくる

▼倉敷の民藝 どういうふうに大事か ものと心を通わせることで、先人の丁寧な生活感覚を共有 飾りが少なくてシンプル、用の美、飽きが来ない それだとユニクロ?

→ 最終的には土に戻るもの しかし、長い時間に編んでいたのだとも思わせる


3.講義『光をめぐる謎』 発表:清水さん


4.4/5講演会 ANARCHISM IN THE 農本主義(農本主義のアナキズム)

   講師:小野さん 主催:網谷さんより振り返り

《講師、小野さんより》

4/5(土)、調布にて網谷さんの山法師の会で講話させていただく機会をいただきました。

当日は25名程度の方がいらっしゃり、なじみの顔も多数見え、リラックスしてお話しすることができました。

調布は租庸調の「調」が名前の由来であり、また公共施設には「たづくり」と名前が付けられているなど、農本主義を語る絶好の場所であったかと思います。

右翼左翼保守革新というものが一つのレッテル貼り・自己規定でしかなく、その内実は双方影響を与え合う関係であり、社会的問題意識がイデオロギーに必ずしも拘束されるものではないことを

お話させていただきました。

大杉栄が説いた、社会的現実との調和、事大的妥協のない精神そのままの爆発が現代日本にも必要とされていると感じています。

今回は網谷さんに貴重な機会と開催の労を取っていただいたこと、そして多くの方にご参加いただいたことに改めて篤く御礼申し上げます。

小野耕資

《主催者、網谷さんより》


以上


【懇親会】

シュラスコ&肉バル RUMP 四ツ谷しんみち通り店

 

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【会計】 累積積立額:10,117円  ※支部運営資金として松島保管


 2025年 第2回定例会4/26 【積立:10,117円】=8,755+5,362‐4,000

  会議室:11,138円 参加費:16,500円  差額:+5,362円 (1.5K×11)

  懇親会:65,000円 参加費:61,000円  差額:-4,000円

     (男性:5K×10 女性:4K×2 学生:3K×1 )

 

 2025年 第1回定例会2/22 【積立:8,755円】=9,993+2,862-5,000

  会議室:11,138円 参加費:14,000円  差額:+2,862円 (1K×14)

  懇親会:50,000円 参加費:45,000円  差額:-5,000円

     (男性:5K×6 女性:4K×3 学生:3K×1 )

 

 2024年の繰越金:9,993円

 2023年の繰越金:6,475円

 
 
 

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​東京支部メールアドレス:tokyo@the-criterion.jp

(お問合せ、支部参加希望はこちらへ)

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