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【定例会 議事メモ】2024年4月度

表現者塾東京支部 定例会 2024年第2回議事メモ

 

日時:05月18日(土) 開場13:00 開始13:30~終了17:30

場所: ソレイユ新宿

参加者: 15名 ☆懇親14名

浅井さん☆、浅見さん☆、石井さん☆、井上さん☆、小野さん☆、

近藤さん☆、藤井(雄)さん☆、古川さん☆、堀松さん☆、日高さん☆、

松田さん☆、森本さん☆、吉田さん☆、三井さん、松島(豊)☆

 

【議題】

1.   表現者界隈および皆さんの近況報告

2.   「アジア主義について(仮)」小野耕資先生

3.   表現者クライテリオン03月号より以下の記事の感想を話し合い

  ・64〜72頁 流域共同体の〜

  ・117〜129頁 中国化の先に来た〜(後編)

   ※(前編)は、1月号 119〜133頁

  ・その他 気になった記事があれば

4.   「素顔ジャパンプロジェクトについて(仮)」森本貴大さん

5.   その他

 

【議事メモ】

1.   表現者界隈および皆さんの近況報告

▼小野先生 著作「日本の根幹」

▼クライテリオン3月号

 浅見さん 表現者塾レポート

 田尻さん 塾生の投稿(同人ブログ)

▼クライテリオン5月号

 首藤小町さん 連載「ひこばえ」スタート

 吉田さん 寄稿

 清水さん 塾生の投稿(同人ブログ)

▼4/14 経営科学 西部邁「思想の英雄たち」出版シンポジウム

▼4/20 藤井先生 水道橋ライブ

▼6/15 支部定例 次回開催

▼6/23 経営科学 三橋貴明 消費税減税シンポジウム これから公開?

▼7/06 関西支部 尼崎シンポジウム

▼7/20 大宮シンポジウム(埼玉支部 発足へ)

 

2. 「アジア主義について(仮)」小野耕資先生

・欧米侵略 アジア諸国と一緒に抗うのではないのか? 日本人以外のアジア諸国の感じ方は?

 欧米も自国に収まっていろという考えなら腑に落ちる

→当時は日本以外、既に侵略されてしまっている

 アジア諸国もアジア主義について考えてくれていると思う (マハティールも岡倉天心に触れる事もあり)

・この様に紹介していただいて、小野さんが訴えたい事は?

 個人的には岡倉天心の裏話「論文焼かれた」とかの方が面白いと感じた

→ 明治時代と現代の状況がシンクロしてきたと感じており、アジア主義について学ぶ所が多いのではと考えた

・アジア主義 イスラム、ヒンズーなどの宗教・思想哲学の源泉であると

 その前段階的な思想・宗教を日本が引き継いでいたり、残っているとか?

→思想・宗教の源泉になる所を目指したいというのはある

・大アジア主義の対象とする国 中東・アフリカまで入れてしまえば、ヨーロッパ以外すべて?

→ヨーロッパもあり (「主義」なので)

・明治以前がアジア主義だったのか?

→明治以前は当時の清なども儒学を参考にしてアジア主義を語っていた

・科学文明について 生活苦の克服 生きる事に苦労しなくなって、その後何をしようか 目的意識がない

夢みたいな事に巻き込まれた

独立と共存のバランスの取り方 日本だって国と言い張っても藩 国の物語を作る際に西欧を参考にした

・自立と共存に立ち帰るべき 金持ち一人で完結しているつもりだが、実態は共存

・どんな宗教も人間の心の心象として完結しなくて、自分も大きなものの一部だと思いたい気持ちがある

仲間という意味ではキリスト教(徒)も仲間、方便と感じる

人をいっぱい持ってくるより一人の人をフォーカスしたほうが興味関心が持てる

・植民地無くなって来ても、実はある 日本の中での危機 大学でも西洋哲学が人気 自分は東洋哲学の方が肌に合う

自分達の感覚を取り戻す 一階と2階のハシゴがない 大アジア主義、ハシゴを取り戻す一つの視点・アプローチ

 

3.表現者クライテリオン03月号より以下の記事の感想を話し合い

【64〜72頁 流域共同体の~】

・渓流釣りをやっているが、河川文化圏を感じる(神社、堤防、映画「男はつらいよ」)

 河川が作ってきた文化圏 藩の単位

・河川の整備 江戸時代にやっていて、それが今も生きている インフラ整備、重要だが、今疎かにしている

未来につなげる事をやっていない

・東京隅田川 大和川(堺市)など地方も河川整備やっている 農村部の河川整備

・表現者では同じ話されている お祭り、河川敷を通って飲食店、歓楽街 土木事業に対する蔑視

自分達が治水事業の一環を担っていると感じない

河川に共同体が戻ると言ってもその手法難しい、その辺の話がもう少しあると良かった

昔、日本に地方再生で地方に一億円を配った 賢い地方自治体は歴史とインフラに使われた 

・河川の単位での共同体に戻れると思うか

・藤井先生 新幹線、路面電車 国土の均一の発展 など話している

コンパクトシティ 地域コミュニティの活性化で道徳を取り戻す

・地域の守り神は堤防の 意外と外国人が 神社、お寺が多い 「戦前」の正体(辻田真佐憲)を読んだ

戦争博物館(的な施設) 外国は公的機関を街の中心部に作る 日本は民間が街の外れに作っている

 歴史的な事に金をかけて空間を作ってあげるのは大事

里山を散歩している 管理が難しくなっている施設がある 知名度も低く、もったいない

歴史・自然・スピリチュアルが里山にあると気づいた

・その環境にサウジアラビアの人が来てしっくり来るのか

・日本の流域共同体で白人が住むのと、海外の環境で日本人が住んでいるのと、どんな感じや違和感があるのか

・地産地消 戦前的には「社稷自治」(社:土地の神、稷:穀物の神)

 66頁 グラフ 人口が増えたから耕作面積が増えたという順番もあるのではないか (相乗効果)

・流域共同体の誕生は納得 崩壊は高度成長以降のインフラ対応が課題 再生にもっと紙面を割いて欲しかった 70p

政府には期待できないスタンス? 本当にそうか

72頁 50年後の未来 石油天然ガス枯渇するって話、本当か? 経済・お金の事を考えていかなければと感じる

・67頁 堤防の普請を薩長にやらせた 技術力を高めた皮肉 神社、川の近く共同体の空間

治水工事を身近に感じた教育(治水の歴史、郡上八幡) 座学だけでなく、現場を確認が有機共同体の復興に有効では

・水の話から、道路の話(102頁 中尾氏の記事) インフラ国家ビジョンを駆動する力を既に持てていないという問題提起

今回の号は各記事が良い感じで繋がって良かった

・大吉原展の紹介 吉原移転 江戸の中心地に吉原があってはいけない 神社の問題とかも関連している

江戸時代のインフラ整備考えて作られていると感じた

・春画(美・エロ)の理解 日本と海外の反応の差が興味深い

 

【117〜129頁 中国化の先に来た〜(後編)】 ※(前編)は、1月号 119〜133頁

・啓蒙・理想主義 行き詰まっている

古川さん 大学5年か計画

・127頁 (少数でも)信者として囲い込めば良い つばさの党 黒川さんの逮捕劇とも重なる

→ 法律に引っ掛からなければ良いという考え

・外国人もルールくらい守る キリスト教の中のイエスの振る舞い(マナー)が重要では

 日本人が痴漢に反応しない理由 日本人は時間的な拘束が嫌だから(コストが高い)

・戦後の日本人的な特性なぜこうなったのか 

・中国化する社会 市場主義的な社会が壊れている 親族のセーフティーネット、日本には無い

 ウス甘い安心感が人を孤立させている 日本の孤立した個人主義で人心が変化したのでは

・政府が強すぎる(システムの完成度) 岸田はディスれるけどクーデターはできない

 

4. 「素顔ジャパンプロジェクトについて(仮)」森本貴大さん

・体育の時間でマスクをしている子供がいる 多方面へのアプローチが必要(政府、学校、個人)

・表情を読み取られるのが怖い女性 これは重度では

大人は自由 だが、それを見て育つ子供の心理状況はどうなるのか

・校長は外しましょう 先生はいろいろ 職場の介護施設は外すようになった

・親がつけて子供が着けていない場合あり 子供にはその理由がある

・花粉症マスク 時期過ぎてもつけている人居る

・大人が子供に信頼されなくなった 解決が難しい問題

・医療機関は矯正される 子供は判断つかない 帽子感覚?

・森本さんが行動される経緯は?

→ジムで筋トレ スクワット コロナ禍中 マスク苦しい 周りに人がいないのに

 その後、埼玉の「子供の笑顔を守る会」を知って

・黙食

・コミュニケーション 教育的な配慮としても欠けている

・学校で言われたこと 洗脳になる

・ターゲットは母親

・唯一病院で言われる

・マスクにネガティブなイメージをつけてしまえ

・マスクの別の使い方覚えたのでは

・不衛生である事を知らしめる方法論

・一日2〜3回頻度で替えないと不衛生

・呼吸 酸素不足の弊害 PTA、外部専門家を呼ぶとか

→データ、医学的もあるが、素顔を見せ合う大事さを優先して訴えていきたい

 

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松田さん、定例会前メモ

「クライテリオン3月号の記事の感想」は、下記のようなことを思いつつ参加したいと思います。

◆共同体の誕生、崩壊そして再生

分散社会へのインフラ投資/竹村公太郎

・江戸時代の「膨張するエネルギー」はなんだったのか。

・江戸時代の発展がなぜ繰り返されず、衰退するのか。

・黒船により、日本に突然近代が入って来たのではなく、日本は日本で近代を経験していたのではないか。

・未来へ向けてのインフラ建設は絶対に必要だが、今の日本は、未来に向けて、「現存のインフラが邪魔」であるかのような感じがします。喫緊に必要なのは今の生活に直結する現状回復、現状維持のインフラ投資だと思います。

◆中国化の先に来た「リストカット化する日本」

与那覇潤/浜崎洋介

 今の日本は、現状のにっちもさっちも行かない状況をリストカット化、自傷行為でやり過ごしている。

 与那覇さんは、「リストカット化する日本人」の「本気」でもないくせに、その場凌ぎのキレイゴトを語る日本人の偽善に怒っている。とのことで、私もそう思います。

 この日本の「中国化」や「リストカット化」の現象にはニヒリズムの存在があり、ニヒリズムは共同体を衰退させる。

 共同体には歴史に育まれた「型」が必要で、そこには「普通」とか「あたりまえ」で納得できる常識が存在する。

 日本は戦後の高度経済成長以降、この「型」を壊すようなことばかりやってきた。

 コロナ禍では人間の相互不信が増強しても、そんなことは無視して感染防止を優先した。結果、現状を見れば、実質的には、アメリカ以上の猛烈な孤独社会になっているのではないか。

 共同体の「普通」や「あたりまえ」の相場感は日本のとても「重要なインフラ」だと思うのですが、これが崩れてきた。

 歴史の中で実行されてきた「普通」や「あたりまえ」の事柄は、今も理由がどうであれ、やらなければならない事ばかりだと思います。

 浜崎さんが「あたりまえ」の相場感がなくなったからこそ、逆にルールで縛るしかなくなった。と、ありますが、正しいルールならば、それは仕方の無いことで、こういう時にこそ錯覚ではなく、日本を保守する実効性のある政策決定が必要だと思うし、それを導く指導者も必要だと思います。

 自分自身も正しい判断と決断が出来るようにしなければならないと思います。

 また、単なる営利目的や確信的反日目的で「自由」や「平等」「差別」、「愛」や「平和」等を持ち出して混乱を助長させるような論調には錯覚せず、騙されないよう、努力して行きたいと思います。

 

以上

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【会計】 累積積立額:9,383円(2024年02/21時点)  ※支部運営資金として松島預り

   2024年 第2回定例会 【積立:9,383円】=6,030+3,634-281  ※今回より一部表記変更

会議室:18,866円 参加費:22,500円(1,500×15) 差額:3,634円

懇親会:61,281円 参加費:61,000円(5,000×11+3,000×2) 差額:-281円

     (中途退席1名、学生1名、講師依頼1名)

 

   2024年 第1回定例会 【積立:6,030円】=6,475-9-436

会議室:16,909円 参加費:1,300円(13名参加:16,900円) 差額:-9円

懇親会:54,736円 参加費:5,700円(10名参加 9名:51,300円 早抜け1名:3,000円) 差額:-436円

 

   2023年の繰越金:6,475円

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